恋する生活 生活に恋する
girls in love
バナー 10000047


 カテゴリ
 ショップ一覧
 読み物など
美人週報17
美人週報 その17 「侍魂」




今回のベトナムの旅は負け戦でござった。拙者ぼろぼろでござる。
と気分は落ち武者風で候。


基本的に私は「なんでこんな事しちゃったんだろう〜。」と
頭を抱え込む”考えるより行動”タイプである。…と自分では思っている。


でも、今回の旅は「なんであの時しなかったんだろう〜。」と
少々落ち込み気味でした。
帰ってからやりたい事がぼろぼろぼろぼろ…。
ふう。
まあ、海外旅行初心者だからね。
と自分で自分に言い聞かせている毎日です。


という事をふまえて本題に入ります。


先日、髪の色を変えました。
事前に料金を聞くと
真っ黒カラー・ストパー・カット 壱萬六千円也。
ぐはーーー。
拙者そのようなそのような…。ぐふーーー(吐血)
と悶え苦しみながら、とりあえず美容院へ。


ベトナムに行く飛行機の中で「アメリ」というフランス映画を
観たんですね。
それもまたどうなのと思いつつ。
ちょっと前に、雑誌で結構取り上げられて
アメリ旋風なんかが起こっていたのですが
その時は観ておりませんでした。


観た感想。
アメリが滅茶苦茶可愛いです!!!
くりっとした大きな目。白い肌。
そして、何と言っても


真っ黒な黒髪


(ええ。重複文です。
私の心の中で「強調重複」と言っております。
”腹痛が痛い”のように、もーー痛い中の痛さみたいな
痛いってだけでは足りないのぉぉーーーーって、
感情を強くつよぉーーーーーく表現したい時には
重複を使ってもいいんじゃないのかと密やかに思っております。
だって、よく出る例文の”武士が馬から落馬して顔が真っ赤に赤面した”って文章も
武士が慣れてる筈の愛馬から落ちちゃって、恥ずかしくって恥ずかしくって
堪らない!!!!!と慌ててる様が目の前に広がりいい文だと思うんだけどなあ。)


それはさておき、
黒髪がいったん気になり始めると
ベトナムに行ってからも女の子達の髪が気になる。
みんな、綺麗なさらさらの黒髪なのです。


くうう。私もしなきゃ!今年の春は黒髪だ!!
と一人盛りあがってしまいました。


だって、春になると気温の上昇の為か
美容師さんは明るい髪色をすすめるでしょ。
雑誌でも、明るい髪色が主流。
春だから何かしたい!と思った人は髪を明るくするはず。
という事は、明るい髪の人口が増えるので黒髪は相対的にも絶対的にも減るはず。
結果、黒髪の方が目立つ。
別に目立たなくてもいいんだけどね。


そんなこんなで黒髪にしようとかたく心に決めたのでありました。
私、地毛が茶色なので真っ黒な髪にしたらどんな風になるのか
さっぱり見当がつきませんでした。
なので、結構及び腰。


美容師さんにも、「じゃあナチュラルな黒にしますねー。」と言われる始末。
そうでは無いのじゃ。拙者、真っ黒な黒髪にしたいのじゃあーー!!
と心の中で、戦地となった荒地にたたずみ一人叫ぶものの、


「黒は染めたら色変えれないですよ。黒に勝つ色は無いから。」
と恐ろしい事を言われた為、言葉に出来ず
ストレートパーマをあてられながら
むむむうと考えこんでおりました。


失敗しても引き返せない。
それは困った出ござる。


しかし、しかし、
これ以上、負け戦を続けるわけには行かないのじゃあ!!!


頭の中は法螺貝が鳴り響き
決死の覚悟で一言


「く…黒にしてください。胡散臭いぐらいの黒に!!」


多分、「ガラスの仮面」であったら背景に炎が出て、私は白目になっていたと思う。(後日談)


完成した新しいヘアースタイルは、
とても気に入り、法螺貝を吹いてよかったと心の中の武士が山の上で叫んでおりました。


2004.3.7.
モノクロワールド
     モノクロワールドとは、2003年から1年間、管理人ダウが書いていたテキストサイトのタイトルです。
テキストのシリーズには、「恋する女子達」という恋をテーマに書いた短いお話も入っていました。
このタイトルが今のサイトの名前の原型です。


今、モノクロワールドはなく、
いつ壊れるか分からないパソコンの中にひっそりとテキストたちはいます。
それは何だか寂しいなと思い、またひっそりとgirls in loveにアップしてみました。


検索でひょっこり来てしまったアナタ。
お暇つぶしによろしかったらお読みください。


→モノクロワールドもくじにもどる

+ PR +
バナー 10000018